子どもの「やる気スイッチ」はどこ?自発的な行動を促すアドラー心理学の知恵

子どもの「やる気スイッチ」はどこ?自発的な行動を促すアドラー心理学の知恵

「宿題はやったの?」「早くヴァイオリンの練習をしなさい!」毎日のように我が子を急かすお母さん・お父さん、本当にお疲れ様です。
しかし、言われれば言われるほど子どもはやる気を失ってしまうものですよね。

結論から申し上げますと、子どもの自発的なやる気を引き出したいなら、親が「指示・命令」するのをやめ、子どもの「課題」に踏み込まない姿勢を持つことが効果的です。

これは、子育てやビジネスの現場でも注目されている「アドラー心理学」の基本的な考え方です。アドラー心理学では、行動の結末が最終的に誰に降りかかるかを考え、それを「課題の分離」と呼びます。

練習をするかしないかは、最終的には「子どもの課題」であり、親が無理やりやらせようとすると、子どもは反発して自立心を失ってしまう可能性があります。

親ができる関わり方のベストバランス

では、親はただ黙って見ていれば良いのでしょうか。いいえ、放置するのではなく「いつでも応援するよ」という共同体の仲間としてのスタンスを示すことが大切です。以下の表に、言葉がけの工夫をまとめました。

NGな関わり方(縦の関係)おすすめの関わり方(横の関係・勇気づけ)
「早く練習しなさい!」(命令)「何時から練習するか、自分で決めて教えてね」(信頼して任せる)
「間違えずに弾けて偉いね」(評価)「お母さん、今の曲を聴いていてすごく楽しい気持ちになったよ」(共感)

「評価」ではなく「感謝と共感」を伝える

アドラー心理学では、「偉いね」という褒め言葉は上から目線の評価になってしまうため、かえって子どもの自律性を損なうことがあると指摘されています。

それよりも、「あなたのヴァイオリンの音が聴けて嬉しい」「毎日コツコツ頑張る姿を見て、お父さんも励まされるよ」というように、親自身の素直な気持ち(アイ・メッセージ)を伝えるほうが、子どもの心に深く響きます。

自分は家族に喜びを与えられていると感じたとき、子どもは自分から「もっとやってみよう」という内発的なエネルギーを湧き立たせるのです。

まとめますと、子どものやる気スイッチを押すには、親が指示を出すのをやめ、信頼して見守る「勇気づけ」の関わり方が鍵となります。少し勇気がいりますが、一歩引いてお子様の力を信じてみませんか。

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