部活やジュニアオーケストラでバイオリンを始めたばかりなら、練習量だけを増やすより、①テンポを落とす、②開放弦で弓を確認する、③リズムを変えて難しい箇所を分ける、の3点を順番に試すと課題を見つけやすくなります。経験者と同じ速さで弾こうと焦らず、合奏で指定された弓順や指使いを確かめながら進めましょう。
部活では、合奏曲の譜読み、音程、弓順、テンポを同時に扱います。限られた時間ですべてを通して弾くと、どこで止まったのか分からなくなることがあります。練習前に「今日はこの2小節の音と弓順を確認する」のように範囲を決めると、次に確かめることが明確になります。
1.弾ける速さまでテンポを落とす
合奏のテンポで指が止まる箇所は、まずメトロノームを遅く設定し、1〜2小節に区切ります。音名、指使い、弓順を一つずつ確認し、途中で迷わず弾ける速さから始めてください。
- 楽譜に指定された弓順と指使いを確かめる
- 一定のテンポで弾けたら、少しずつ速くする
- 崩れたら、直前に安定していたテンポへ戻す
速さを上げること自体を目標にせず、どの音で迷うのか、弓の返しで止まるのかを見分けるためにテンポを使います。パート内で弓順が決まっている場合は、自分だけで変更せず、顧問や指導者の指定を優先しましょう。
2.開放弦で弓の通り道を確認する
左手で弦を押さえない開放弦の練習は、右手と弓の動きに集中しやすい方法です。曲の練習に入る前の2〜3分を目安に、一つの弦をゆっくり往復させます。
- 弓が弦に対しておおむね直角に動いているか
- 弓が駒と指板の間を通っているか
- 弓元から弓先まで、急に速さが変わっていないか
鏡やスマートフォンの動画で横から見ると、弓の傾きや通る位置を確認しやすくなります。ただし、腕の長さや構え方によって見え方は異なります。無理に形を固定せず、部活の指導者に見てもらう前の確認材料として使ってください。
3.難しい箇所はリズムを変えて分ける
同じ長さの音が続く速い箇所は、長短・短長のようにリズムを変えると、指が遅れる場所や音のつながりを確認しやすくなります。数回試したら、元のリズムと遅いテンポへ戻し、音の粒がそろっているかを確かめます。
リズムを変えても同じ場所で止まるときは、左手だけで指を置く、弓だけでリズムを弾くなど、動きを分けてみましょう。曲によって適した練習方法は異なるため、一つの方法を長く繰り返すより、何が難しいのかを言葉にすることが大切です。
学校の部活では、顧問やパートリーダーが決めた弓順、運指、演奏方針を最初に確認します。そのうえで個人練習の進め方に迷う場合は、無料体験レッスンの内容や、子どもの教室選びで確認したいことも参考にしてください。指導方針と経歴は講師紹介で確認できます。
15分の無料体験では、現在の経験や困っている箇所を伺い、レッスンの進め方を確認できます。申込み時に、学年、バイオリン歴、取り組んでいる曲、相談したい内容をお知らせください。
