ヴァイオリンは「木」でできている?弦楽器の材料のヒミツ
ヴァイオリンは、繊細で美しい音色を奏でる楽器ですが、一体何からできているかご存知ですか?
実は、ヴァイオリンのほとんどの部分は、さまざまな種類の「木」から作られています。
今回は、そんなヴァイオリンの材料に隠されたヒミツと、それぞれの木が持つ役割についてご紹介します。
表板に使われる「スプルース」の木
音色を決定づける最も重要な部分が「表板」です。
この表板には、主にスプルースという木が使われています。スプルースは軽くて柔らかいのに、丈夫で弾力性があるのが特徴です。
弦の振動を効率よく楽器全体に伝えることで、クリアで美しい響きを生み出します。
裏板と側板に使われる「メープル」の木
ヴァイオリンの裏板や側板、そしてネックには、メープルという木が使われています。
メープルは硬く、音をしっかり反響させる役割があります。
裏板には、虎のしま模様のように美しい「虎杢(トラモク)」と呼ばれる木目が現れることもあり、ヴァイオリンの見た目の美しさも担っています。
弓の竿に使われる「フェルナンブーコ」の木
弓の竿(スティック)には、主にフェルナンブーコという木が使われます。
この木は、しなやかで弾力があり、弓を動かす際の微妙な力の加減を可能にします。
音色をコントロールする上で、弓の素材も非常に大切なのです。
ヴァイオリンの音色に、もっと詳しくなりませんか?
ヴァイオリンの音色は、楽器の材質だけでなく、弾き方やレッスンの積み重ねによっても大きく変わります。
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