美しい音色の基本!ヴァイオリン初心者がマスターすべき「右手」の脱力
一生懸命弾いているのに、音がギコギコ鳴って悩んでいませんか。
春の発表会に向けて曲の練習が本格化するこの時期、焦りから右手に力が入りすぎてしまう方を多く見かけます。
実は、綺麗な音が出ない最大の原因は「力み」にあります。
今回は、音色の8割を決めると言われる右手の使い方に焦点を当てます。
弓の重さを弦に乗せる感覚
多くの初心者は、良い音を出そうとして弓を弦に押し付けてしまいます。
しかし、押し付けると弦の振動が止まり、雑音の原因になります。
正しい感覚は、弓の自重を弦に「預ける」イメージです。腕全体の重さを肩から指先、そして弓へと流していく感覚を掴みましょう。
私の教室の生徒さんも、肩の力を抜いただけで「音が急に明るくなった!」と驚かれます。2月18日掲載のコラムで詳しくお話ししますが、この脱力は肩こり解消などの健康効果にも繋がります。
柔軟な指先がクッションになる
弓を握りしめてしまうことも、脱力を妨げる大きな要因です。
右手の指先は、車のサスペンションのような役割を果たします。
弓が弦の上を移動する際の微細な衝撃を、柔らかい指関節で吸収するのです。
特に親指と小指を固めないよう意識しましょう。
指先に遊びがあることで、弓の返しがスムーズになり、音が滑らかにつながります。
