練習したくない…子どもの「壁」を親子で乗り越えるためのヒント

練習したくない…子どもの「壁」を親子で乗り越えるためのヒント

発表会まで残りわずか。

ここへきて、お子様が突然「今日は練習したくない」「ヴァイオリンなんて嫌い」
と言い出すことはありませんか。

親御さんとしては「あと少しなのに!」と焦ってしまいます。
ですが、実はこれは怠けではなく、本番へのプレッシャーや、曲が難しくなったことへの不安が「拒絶」として現れていることが多いのです。

子育て心理アドバイザーの視点から、このデリケートな時期を乗り越えるためのサポート法をお話しします。

「結果」ではなく「頑張っている自分」を肯定する

発表会前はどうしても「間違えないように」「あそこを直して」といった、マイナスを埋める声かけが増えてしまいがちです。

これが重なると、子どもは「完璧に弾けない自分はダメなんだ」という完璧主義の罠に陥ってしまいます。

そんな時は、「上手く弾くこと」よりも、「あなたが一生懸命に音楽を作っている姿が好きだよ」と、今の状態を丸ごと肯定してあげてください。
不安な時ほど、子どもの味方でいることが、子どもの心の防波堤になります。

教室でも、親御さんが笑顔で「今のフレーズ、素敵だったね」と声をかけているご家庭のお子様は、緊張を自信に変えていく力が強いと感じます。

「小さなご褒美」と「スモールステップ」の活用

やる気が起きない時は、練習のゴールを極端に小さくしましょう。
「今日は最後まで弾かなくていいよ。4小節だけ一緒に弾いてみない?」と提案するのです。

そして、それができたら大げさなほど褒める。あるいは「一緒に好きなおやつを食べよう」といった、脳が喜びを感じる報酬をセットにします。

「できた!」という小さな成功体験が脳内にドーパミンを放出させ、次のやる気を生み出します。

親子で「大変だよね、でもここまで頑張ったのは本当にかっこいいよ」と歩みを認め合う時間は、音楽の技術以上に、お子様の人生を支える強い自己肯定感を育んでくれるはずです。

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