親子で向き合う「15分」。練習を親子の絆を深める時間に変えるコツ
お子様が楽器を習い始めると、家庭での「練習」が生活の一部になります。
しかし、忙しい毎日の中で「早く練習して!」「さっきも言ったでしょ!」と、つい感情的になってしまうこともありますよね。
練習の時間を「義務」や「叱る時間」にしてしまうのは、親御さんにとってもお子様にとっても辛いものです。今回は、日々の練習を、親子が心を通わせる温かな時間に変えるためのヒントをお届けします。
「教える」よりも「共感する」スタンスで
親御さんが楽器の経験者であればあるほど、お子様の至らない点が目につき、つい「指導」したくなってしまうものです。
しかし、家庭での役割は「先生」ではなく、一番の「ファン」であること。
お子様が昨日より一音でも綺麗な音が出せたら、「今の音、お母さん(お父さん)はすごく好きだな」と、まずは感じたままを伝えてあげてください。
音楽は本来楽しいものです。
間違いを指摘する前に、「この曲のここ、カッコいいね」と一緒に面白がる。そんな親御さんの姿勢が、お子様にとっての「練習=親に認めてもらえる嬉しい時間」という公式を作り上げます。
「15分」の質を大切にする
練習は、長くやれば良いというものではありません。集中力が続く「15分」を、いかにお子様と密に関わるかに注目してみましょう。
その間だけはスマートフォンを置き、お子様が出す音に全力で耳を傾ける。その「自分だけを見つめてくれている」という安心感が、お子様の情緒を安定させ、結果として集中力や意欲を高めます。
完璧に弾けるようになること以上に、親子で一つの目標(曲)に向かって笑ったり、悩んだりしたプロセスそのものが、将来かけがえのない思い出になります。
ヴァイオリンを通じて共有する濃密な時間は、お子様の心に「愛されている」という確かな記憶として刻まれていくはずです。焦らず、今日奏でられた音を親子で慈しむことから始めてみてください。
