ヴァイオリンの音が鳴らない!?〜初心者あるあるのギモンを解決!〜
「ヴァイオリンを弾いてみたけど、なんか変な音しかしない…」「綺麗な音が出ない!」初心者の方が最初にぶつかる壁の一つが「音を出すこと」ですよね。
でも大丈夫!実は、多くの初心者が経験する「あるある」なギモンなんです。今回は、福島市の藤田夏美ヴァイオリン教室が、ヴァイオリンの音が上手く鳴らない原因と、その簡単な解決策を2〜3分でサッと解説します。
これを読めば、あなたもきっと美しい音色に一歩近づけますよ!
原因1: 弓に「松脂(まつやに)」を適切に塗っていますか?
ヴァイオリンの弓の毛はサラサラの馬の毛ですが、このままでは弦が滑ってしまい、いい音が出ません。そこで登場するのが「松脂(まつやに)」です!
解決策: 弓の毛に白い石鹸のような松脂をしっかり塗ることで、弓が弦をしっかり捉え、摩擦で音が出ます。忘れずに、レッスン前や練習前に塗る習慣をつけましょう。量が少ないとキュッキュという変な音になりがちです。
原因2: 弓が弦にまっすぐ当たっていますか?
弓を弦に当てる角度も、きれいな音を出す上でとても大切です。弓が斜めになっていたり、弦に対して直角に当たっていないと、音がかすれたり、弓が跳ねてしまったりします。
解決策: 鏡を見ながら、弓が駒(弦が乗っている板)と平行になるように意識して弓を動かしてみましょう。弓のどの部分を使っているか意識することも大切です。
原因3: 弓のスピードと重さは適切ですか?
弓を動かすスピードや、弓を弦に押し付ける重さ(圧力)も音色に影響します。速すぎたり、遅すぎたり、軽すぎたり、重すぎたりすると、安定した音が出ません。
解決策: まずは、ゆっくりと均一なスピードで弓を動かし、弓の重さを自然に弦に乗せる感覚を掴みましょう。最初は大きく、腕全体を使って動かすイメージです。
まとめ
ヴァイオリンの音が上手く鳴らないのは、決してあなたのせいではありません!これらの「あるある」な原因を一つずつ確認し、解決することで、驚くほどきれいな音色が出せるようになります。焦らず、楽しみながら、美しい音を追求していきましょう。