大人の上達を阻む「スランプ」の正体とその乗り越え方
大人がヴァイオリンを習っていると、必ずと言っていいほど「上達が止まった」と感じる時期が訪れます。
これをスランプと呼びますが、実はスランプは悪いことではありません。
むしろ、次のステップへ進むための準備期間である場合が多いのです。
脳の学習曲線には停滞期がある
学習は常に右肩上がりで進むわけではありません。
新しい技術を習得した直後は、脳がその情報を整理し、無意識に使えるように定着させる時間が必要です。
この期間は、自分では成長を実感できません。
しかし、水面下では着実に実力が蓄えられています。
これを「プラトー現象」と呼びます。
ここを諦めずに耐え抜くと、ある日突然、以前よりもスムーズに弾けるようになる瞬間がやってきます。
スランプを乗り越えるための心の持ち方
スランプを感じたら、まずは練習の内容を少し変えてみましょう。
難しい曲ばかりに挑戦せず、以前弾いた得意な曲を丁寧に弾き直すのが効果的です。
「弾ける喜び」を思い出すことで、モチベーションの低下を防げます。
また、完璧を求めすぎないことも大切です。
大人は頭で理解できる分、理想と現実のギャップに悩みやすい傾向があります。
「今は成長の踊り場にいるだけだ」と楽観的に捉えましょう。継続することさえできれば、必ず道は開けます。
スランプは真面目に取り組んでいる証拠です。焦らず、自分のペースで楽しみながら続けていきましょう。
